みなさんはクレジットカードを持っていますか?
クレジットカードにはさまざまな種類がありますが、皆さんが持っているのは本人名義で個人契約しているクレジットカードですよね。
クレジットカードにはみなさんが使っている個人カードのほかに、会社や個人事業主で契約する法人カードというものがあります。
今回はその法人カードの中でも特に人気のある、JCBゴールド法人カードというものについて詳しく紹介していきます。
JCBゴールド法人カードとは?
JCBゴールド法人カードとは、日本で唯一の国際ブランドであるJCBが発行しているクレジットカードで、JCB法人カードの上位カードとなるゴールドカードです。
日本の国際ブランドのため、品質が高く、セキュリティ面でも充実しているのが特徴です。
クレジットカードとしての機能はもちろんですが、付帯サービスも充実しており、また、法人カードとしてのメリットも多数あります。
以下ではそれらについて詳しく説明していきます。
JCBゴールド法人カードの基本情報
初めに、JCBゴールド法人カードの基本情報について詳しく紹介していきます。
申し込み条件
JCBのビジネスカードは役職員人数が50人以上の法人でないと申し込むことができません。
JCBにはいくつかのビジネスカードがありますが、JCBゴールド法人カードもこの条件に当てはまります。
その他にも、18歳以上の法人もしくは個人事業主でなくてはいけないという申し込み条件もあります。
JCBゴールド法人カードはあくまでも、法人カードであるため、カードの名義は法人で、口座の種類も法人の口座となっています。
年会費
JCBゴールド法人カードのメリットとしては初年度の年会費を無料で利用することが可能です。
つまり、ゴールドカードの機能を1年間は無料で利用できるということです。しかし、オンラインで入会した場合のみとなります。
2年目以降からは年会費が10000円かかります。
JCBゴールド法人カードは追加カードを作ることができ、追加カードの年会費は3000円となっていますが、入会と同時に申し込むことで、追加カードも初年度の年会費を無料で利用することができます。
ETCカードも一緒に発行することができ、年会費無料で利用することができます。
ポイント還元率
ポイントの還元率は通常時で0.5%~0.8%と一般的といえます。
1000円で1ポイント貯まり、最高で1ポイント5円で交換することもできます。
通常時はこの還元率ですが、海外利用時でポイントが2倍になったり、JCB ORIGINAL SERIESパートナー店での利用でポイントが2-10倍になったりと、使い方次第ではポイントが最大10倍にもなります。
このJCB ORIGINAL SERIESパートナー加盟店には具体的に以下のような店舗があります。
・セブンイレブン
・イトーヨーカドー
・スターバックス
・Amazon
このように結構身近で有名なお店が多いので、ポイントを貯めやすいのではないでしょうか。
他にも、JCBが運営するOkiDokiランドというウェブサイトを経由してネットショッピングをすることで、ポイントが最大20倍にまでなります。
効率よくポイントを貯めたいという方は、是非このOkiDokiランド経由で買い物をしてみましょう。
ここまで、JCBゴールド法人カードの基本情報について紹介していきましたが、基本的にはほかのクレジットカードとあまり変わった特徴はありません。
しかしJCBゴールド法人カードの特徴は豊富な付帯サービスにあるので、以下ではそれらについて紹介していきます。
JCBゴールド法人カードの特典サービス
JCBゴールド法人カードには、ゴールドカードならではの充実した付帯サービスが豊富にあります。
GOLD Basic Serviceというゴールドカード専用の特典があり、これによってお得なサービスを数多く利用することが可能です。
そのサービスについて紹介していきます。
付帯保険サービス
JCBゴールド法人カードの付帯保険は、ゴールドカードなだけあって非常に充実しております。
海外旅行保険ではなんと最大1億円の海外旅行保険が自動付帯するのです。
以下、付帯保険について詳しく紹介していきます。
・海外旅行傷害保険 利用付帯で最高1億円、自動付帯で最高5000万円
・国内旅行傷害保険 自動付帯で最高500万円
海外旅行傷害保険では利用付帯と自動付帯で大きく補償額が変わってきますが、ほかのゴールドカードに比べてもかなり補償が充実しています。
国内旅行傷害保険も手厚いですが、特に海外での補償が大きいですね。
また、JCBゴールド法人カードは法人のクレジットカードですが、この旅行傷害保険はビジネスでの旅行時のみではなく、プライベートでの旅行の時にも利用することができるので、安心ですね。
付帯保険は旅行傷害保険だけではなく、ショッピング保険も備わっています。
ショッピング保険は国内海外ともに、最高500万円が補償されます。補償期間は90日間となっているので基本的に期限が過ぎるということはないでしょう。
そのほか、航空機や手荷物が遅れてしまった場合にも、その際に発生する費用を補償してくれる保険もあります。
内容としては、乗継遅延保険金が約2万円、出航遅延費用等保険が約2万円、寄託手荷物遅延費用保険が約2万円、寄託手荷物紛失費用保険が約4万円となっています。
空港ラウンジサービス
JCBゴールド法人カードでは、国内の主要空港やハワイのホノルル空港のラウンジを無料で利用することができます。
ラウンジでは、ドリンクが飲み放題であったり、無料でWi-Fiを利用することができたりと、フライトの待ち時間をリラックスして過ごすことができるという嬉しいメリットがあります。
場所によっては、お酒が飲めたり、シャワーを浴びたりすることもできます。
国内では40か所以上の空港ラウンジを無料で利用することができ、これはほかのゴールドカードよりも充実しています。
航空券の予約サービス
JCBゴールド法人カード利用者は、インターネット上で航空券を予約することが可能です。
これはANAとJALの二種類に分かれており、ANAの予約の際にはJCB,ANA@deskというサービスを利用し、JALの予約の際にはJCB de JAL ONLINEを利用します。
これらを利用して航空券をオンライン上で予約することができるというメリットがあり、さらにはどちらのサービスの利用でもカードの利用明細に搭乗日が記載されるので、経費管理が楽になるというメリットもあります。
じゃらんコーポレートサービス
じゃらんコーポレートサービスとは、じゃらんnetがJCSご契約企業様限定に提供している宿泊予約サービスです。
そのたえめ、JCBゴールド法人カードを持っている方は、出張時の宿泊料金を特別価格で利用することができます。
じゃらんnetの宿泊プランと、JCS限定プランの二種類から選ぶことができます。
これらの初期費用や登録はすべて無料で利用することができるので、よく出張に行くというビジネスマンには嬉しいサービスですね。
国内宿泊オンライン予約
先程紹介したじゃらんでの宿泊予約以外にも、JCBトラベルが提携しているオンライン予約サービスの「国内宿泊オンライン予約」というサービスを利用することがでます。
このサービス経由で宿泊先を予約することで、Oki Doki ポイントが5倍になるというメリットがあります。
ただし、現地での支払いは対象外なので、必ず事前にクレジットカードで決済しておく必要があります。
手荷物無料配達サービス
JCBゴールド法人カード利用者は、JCBトラベルデスク経由で海外パッケージツアーに申し込み、JCBカードで旅行費を支払った場合に限り、手荷物無料宅配券を貰うことができます。
ただし、利用できるのは片道だけなので注意しましょう。
また、総額5万円以上で、さらにJCBトラベルOki Dokiトクトクサービス対象の海外パッケージツアーのみが対象となっています。
JCBゴールドグルメ優待サービス
JCBゴールド法人カード利用者は、全国250店舗の提携レストランで優待サービスを利用することが可能です。
事前予約のうえJCBゴールド法人カードの利用で、飲食代金20%オフ割引を利用することができます。
このJCBゴールドグルメ優待サービスは全国47都道府県のほぼすべてで利用することができるので、地方の法人でもサービスを利用できるのは嬉しいですね。
ビジネスの会食はもちろんですが、プライベートのお食事の際にも利用することができるので、積極的に活用したいサービスですね。
会計ソフトサービス
このサービスは経費の管理や、確定申告の際に役立つ会計ソフトのサービスです。
個人事業主や会社経営者用の弥生とソリマチ、大企業向けのconcur expense や楽楽清算、MAJOR FLOW Z KEIHIや、J’sNAVI NEOやC-fiveの中から好きなソフトを選んで利用することができます。
このように数多くの会計サービスを利用することができるので、ビジネスにおける会計を楽にすることができるので経営者の方にとってはとても嬉しいサービスですね。
JCBトラベル
社員旅行や出張、または接待旅行の際の予約や相談をJCBトラベルなら電話一本で利用することができます。
このサービスは日本国内の旅行だけではなく、海外旅行の際にも手配することが可能です。
さらには、提携しているフィットネスクラブや介護施設、託児所や人間ドック、映画やショッピングの割引を受けることができる福利厚生倶楽部が優待価格で利用することができます。
ゴルフサービス
JCBゴールド法人カードでは、全国1200か所以上の有名なゴルフ場の予約を電話一本でできるサービスを利用することができます。
また、ゴールド会員限定で優待プランというのも利用することができるので、ビジネスの接待やプライベートでのゴルフにおいてとても便利なサービスです。
ビジネスではよくゴルフをする機会があるので、ゴルフ関連のサービスが付帯しているのは大きなメリットといえます。
JCBゴールド法人カードのデメリット
ここまで数多くの特徴を紹介してきましたが、JCBゴールド法人カードにはデメリットも2つ存在します。
1つ目は、電子マネーのチャージの際、ポイント付与がされないという点です。
電子マネーを兼用している場合、JCBゴールド法人カードでチャージをしてもポイントはつかないので注意しましょう。
ほかのゴールドカードなどではポイントが付与されるカードがあるので、この点はデメリットといえます。
2つ目は、通常時のポイント還元率が低いという点です。
JCBゴールド法人カードのポイント還元率は0.5%と、低めの設定になっています。JCBのサービス利用でポイントアップする特典がいくつかありますが、それでも裁断還元率は0.8%となっています。
また、法人カードの還元率は経費削減に直接つながってくるので、還元率の低いJCBゴールド法人カードは、法人カードとして弱点といえます。
そのため、クレジットカードの利用でポイントをたくさん貯めたいという方にはあまりおすすめできないクレジットカードといえます。
サービスが充実した法人カード!
いかがでしたか。
ここまで、JCBゴールド法人カードの特徴やデメリットのついて詳しく紹介していきましたが、付帯サービスが充実していることが分かったかと思います。
クレジットカードとしての基本的な機能は還元率の低さなど、特別機能性が良いというわけではありませんが、基本的な支払いなどではあまり困らないでしょう。
しかし、JCBゴールド法人カードの特徴はそのクレジットカードとしての機能性ではなく、充実した付帯サービスにあります。
法人カードとして利用する方がほとんどだと思いますが、ビジネスの際に利用できる便利なサービスがたくさんあるため、付帯サービスの優れた法人カードを探しているという方にはとてもおすすめできるクレジットカードです。