学生向けのクレジットカード、JALカードnavi(VISA/マスター)をご存知でしょうか。
JALカードnavi(VISA/マスター)はその名の通りJALカードと提携しており、JALをよく利用する人にお得なサービスが充実しているクレジットカードです。学生しか使えないこのJALカードnavi(VISA/マスター)はあまりJALを利用しない人でも持っていて損はない、むしろお得しかないおすすめのクレジットカードなのです。
今回はそんなJALカードnavi(VISA/マスター)を徹底解説します。
特徴まとめ
JALカードnavi(VISA/マスター)ってどんなカードなの?と気になる方のために、細々とした基本情報は置いておいて、まずはJALカードnavi(VISA/マスター)のここがおすすめ!という特徴をまとめてみました。
- 年会費が無料
- 獲得マイルがアップするサービスが年会費無料
- 最大6割引きでマイルを航空券に引き換えられる
- 在学中のマイルの有効期限が無制限
- マイルボーナスや入会特典がお得
JALカードnavi(VISA/マスター)の数ある魅力の中から特におすすめのポイントを厳選して紹介しました。
JALカードnavi(VISA/マスター)はマイルが貯まりやすく、各種年会費が無料と、在学中ずっと基本的にタダで使えるのが特徴です。
今挙げた魅力も含め、後ほどその他の特徴も解説していきます。
基本情報
まずはJALカードnavi(VISA/マスター)の基本情報について紹介します。
会員対象 | 18歳以上30歳未満の学生(大学院・大学・短大・専門学校・高専) |
国際ブランド | VISA、MasterCard |
利用可能枠 | 10万円 |
ポイント | JALマイレージバンク |
マイル付与率 | 1% |
年会費 | 在学中無料 |
ETCカード | 年会費無料(初回発行手数料1,080円) |
JALカードショッピングサイトマイル・プレミアム | 年会費無料 |
JALカードツアープレミアム | 年会費無料 |
フライトボーナス | 区間マイル×マイル積算率×10% |
入会搭乗ボーナス | 1,000マイル |
毎年初回搭乗ボーナス | 1,000マイル |
海外旅行付帯保険 | 最高1,000万円 |
国内旅行付帯保険 | 最高1,000万円 |
ショッピング保険 | なし |
JALカードnavi(VISA/マスター)の基本情報をまとめてみました。
特徴解説
それではJALカードnavi(VISA/マスター)の特徴について解説していきます。
年会費
JALカードnavi(VISA/マスター)は学生向けということもあり、在学中は無料です。
他のクレジットカードのように家族カードの制度にはありません。
ETCカードの年会費は無料ですが、発行手数料が1,080円かかります。
また、卒業後はJAL普通カード(VISA/マスター)に切り替わるので、年会費2,160円が必要となります。
JALマイル付与率
JALカードnavi(VISA/マスター)は利用するとポイントではなく、直接JALマイルとして貯まります。ポイントからマイルへの交換の手間がかからないので便利です。
JALカードnavi(VISA/マスター)のJALマイル付与率は、「200円=1マイル」で0.5%です。
しかし、JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入するとマイル付与率は2倍になります。しかも、通常であればこのJALカードショッピングマイル・プレミアムは、年会費3,240円かかってしまうのですが、JALカードnavi(VISA/マスター)なら年会費がなんと無料です!
なのでJALカードnavi(VISA/マスター)のマイル付与率は実質「100円=1マイル」で1%となります。
マイルボーナス
JALカードnavi(VISA/マスター)では、マイルボーナスが以下のようにもらえます。
- 入会搭乗ボーナス 1,000マイル
- 毎年初回搭乗ボーナス 1,000マイル
- フライトボーナス 区間マイル×マイル積算率×10%
- 卒業後の普通カードへの継続ボーナス 2,000マイル
さらにキャンペーン中だと入会とアプリのダウンロードで350マイルがもらえるので、キャンペーン中か公式サイトを要チェックです。
国際ブランド
国際ブランドのVISAかMasterCardから選べます。
どちらも使える範囲は広く、基本的に差はほとんどありません。VISAの場合だと国際線の手荷物宅配優待サービスがついているので、こだわりがなければVISAの方がおすすめです。
メリット
JALカードnavi(VISA/マスター)の特徴を紹介してきましたが、ここからはJALカードnavi(VISA/マスター)を持つべきメリットを紹介します。
各種年会費が無料
JALカードnavi(VISA/マスター)の年会費をはじめ、マイル付与率が2倍になるJALカードショッピングマイル・プレミアムの年会費、JALカードツアープレミアムの年会費も無料になります。
JALカードツアープレミアムとは、JALで航空券を購入するときにつくフライトマイルの積算率が必ず100%にアップになるサービスです。割引運賃やパッケージで航空券を購入するとマイル積算率が最低で50%まで引き下がってしまうところを、100%でフライトマイルが付与されるようになるのでお得なサービスです。
これらのサービスの年会費は在学中のみ無料になるので、利用するしかないお得なサービスです。
マイルの有効期限が在学中無制限
通常マイルの有効期限は3年ですが、在学中のマイルの有効期限は無制限です。
支払いの少ない大学生でもマイルがなくなることがないので安心です。
入会特典
入会すると入会特典として、5,000円相当のe JALポイントがもらえます。
e JALポイントはJALの国内線・国際線の航空券やツアーの購入の際に使える電子ポイントなので、マイルやスカイメイト割引と合わせてお得に国内線・国際線を利用することができます。
国内線/国際線特典航空券の引き換えマイルが減額
JALマイルを国内線・国際線の航空券に引き換えるのに、特典航空券として国内線なら最大で通常の6割引きのマイルで、国際線なら通常の半分のマイルで交換できます。
例えば東京羽田から沖縄への往復航空券が6,000マイルで交換できます。パリやロンドンに往復で27,500マイルで行けるのでとてもお得です。ただ、特典航空券なので繁忙期などを除いた搭乗期間が定められています。
スカイメイトで国内線航空券がお得に
満12歳以上22歳未満の人だけがJALグループの国内線が最大51%割引で購入できるスカイメイトを利用することができます。
ただしJALカードnavi会員であってもスカイメイトの対象条件である22歳未満を満たしていないとスカイメイト割引は適用されないので注意してください。
JALカード特約店でマイルが2倍
イオンやスターバックス、紀伊國屋書店、ファミリーマートなどのJALカード特約店で買い物すると、通常の2倍のマイルがもらえます。
JALカードショッピングマイル・プレミアムを合わせて利用すると、100円で2マイルもらえるのでとてもお得です。
引っ越しがお得に
アート引越センターとサカイ引越センターのいずれかを利用すると、割引料金の適用や特典がもらえます。
また、アート引越センターもサカイ引越センターもJALカード特約店なのでマイルが通常の2倍貯まります。
マイルを貯めるとさらにボーナスマイル
年間の獲得マイルに応じて、最大で300マイルのボーナスマイルが付与されます。
獲得マイル数とボーナスマイルは以下の通りです。
年間獲得マイル数 | ボーナスマイル |
~999マイル | 50ボーナスマイル |
1,000~1,999マイル | 100ボーナスマイル |
2,000~2,999マイル | 200ボーナスマイル |
3,000マイル~ | 300ボーナスマイル |
フライトマイルにさらにボーナスマイル
年間の搭乗による獲得マイルに応じて、最大で2,000マイルのボーナスマイルが付与されます。
獲得マイルとボーナスマイルは以下の通りです。
年間フライトマイル | ボーナスマイル |
2,500~4,999マイル | 1,000ボーナスマイル |
5,000マイル~ | 2,000ボーナスマイル |
海外旅行でボーナスマイル
JALの国際線で海外旅行に行くと、片道(1区間)につき300マイルがもらえます。
語学検定でボーナスマイル
JAL指定の語学検定に合格すると1言語につき1回、500マイルがもらえます。
JAL指定の語学検定は以下の通りです。
- 実用英語技能検定 準1級/1級
- TOFEL 500点以上(ペーパー形式)
- TOFEL 61点以上(インターネット形式)
- TOEIC 600点以上
- 外国語検定 1級 (中国語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・イタリア語・韓国語)
- 外国語検定 A級(インドネシア語)
その他のJAL共通サービス
JALカード会員共通のサービスももちろん利用できます。利用できるサービスは以下です。
- JALカード割引(国内線と国際線の特典航空券への引き換えを1,000マイル割引できます。)
- 家族のマイルを合算
- JAL・JTAの機内販売が10%割引
- 国内空港の提携店舗と成田空港免税店での割引
- 空港のパーキングでの割引
- JALホテルズの割引・特典
- JALのパッケージツアーの割引
- レンタカーの割引
- JALプラザの割引
- Jシニアーズ・アカデミーの入会金半額
- 清水エスパルスファンクラブ入会金無料・年会費優待
デメリット
ここまでJALカードnavi(VISA/マスター)の特徴やメリットを紹介してきましたが、デメリットも紹介します。
限度額が10万円まで
学生向けのクレジットカードのクレジットカードということもあり、JALカードnavi(VISA/マスター)の限度額は10万円までです。
他の学生向けのクレジットカードもほとんど同様に限度額は10万円なので、もっと高額の限度額を希望する方は一般カードを選ぶことをおすすめします。
ETCカードの発行手数料が有料
前述の通りETCカードの年会費は無料ですが、発行手数料の1,080円がかかってしまいます。
学生の旅行の際にETCカードが必要になることが多いので、発行手数料がかかってしまうことは欠点かもしれません。
JALカードnavi(JCB)との違いは?
JALカードnaviには国際ブランドがJCBのカードがあります。JALカードnavi(VISA/マスター)とJALカードnavi(JCB)は基本的な年会費やマイル付与率、特典、学生向けサービスなど大部分は同じです。ですがいくつか違う点もあるので紹介します。
対応する電子マネーが違う
対応している電子マネーが異なります。
JALカードnaviは共通してWAONへのチャージが可能でマイル付与対象で、モバイルSuicaとSMART ICOCAへマイル付与対象外ですがチャージが可能です。さらにJALカードnavi(JCB)の場合、QUICPayへのチャージが可能でマイル付与対象で、nanacoへマイル対象外ですがチャージが可能です。一方、JALカードnavi(VISA/マスター)は楽天Edyへのチャージがマイル付与対象外ですが可能です。
このように対応する電子マネーが異なるので、自分の使いたい電子マネーに対応しているか確認すると良いでしょう。
JCBはETCカードの発行手数料が無料
JALカードnavi(VISA/マスター)のデメリットとしてETCカードの発行手数料が有料であると言いましたが、JCBの場合はETCカードの発行手数料が無料です。もちろん、ETCカードの年会費も無料なのでETCカードを利用するつもりの方にはJCBの方がおすすめです。
JCBにはショッピング保険がつく
JALカードnavi(VISA/マスター)にはショッピング保険は付帯していませんが、JCBには年間補償限度100万円で補償期間90日間のショッピング保険が付帯しています。
VISA、MasterCard、JCBどれがいいの?
項目だけを比べると若干JCBが優れていますが、基本的にその違いはごくわずかです。いずれも国際ブランドで広く使えて、どれを選んでも特別損することはないので、電子マネーやETCカードなどそれぞれのこだわりで選んで大丈夫でしょう。
JALカードnavi(VISA/マスター)は学生向けのお得なカード
JALカードnavi(VISA/マスター)についてここまでたっぷりと解説してきました。
JALカードnaviは学生向けのカードで、基本的に在学中はずっと無料でお得なサービスがいっぱい受けられるおすすめのクレジットカードです。JALをあまり使わない人でも持っていて損はない、むしろお得しかないカードです。
学生の皆さんはぜひJALカードnaviでお得な学生ライフを送ってくださいね。