イオンSuicaカードの特徴と、メリット&デメリットを紹介

イオンSuica カードは、「イオンクレジットサービス会社」が発行するクレジットカードです。

このクレジットカードとは、Suicaがイオンカードに一体化していて使いやすかったり、年会費が永年無料(ETCカードも)だったり、イオングループでの買い物でポイントが2倍になったり、毎月20日・30日のお客様感謝デーにお買い物をすると5%オフになるなど、イオンSuica カードだけの様々なメリットがあります。

また、券面のエンボス(クレジットカードの数字が盛り上がっている部分)が無いという特徴もあり、これがないことで、わずかながらサイフが薄くなるという利点もあります。

今回の記事では、イオンSuica カードが他社のクレジットカードと比べてどう違うのか、使う上でのメリット・デメリットは何か、について詳しく説明していきます。

イオンSuica カードの概要

基本情報

・還元率 : 0.5%

・国際ブランド : VISA , MasterCard , JCB

・利用限度額 : 10万円〜50万円

・年会費 : 永久無料
※年に1回も利用がない場合でも、年会費は無料です

・ETCカードの年会費 : 永久無料
※年に1回も利用がない場合でも、年会費は無料です

・発行手数料 : 無料
※ETCの発行手数料も無料です

・発行資格 : 18歳以上 (高校生は不可)

・支払い方法 : 1回払い、2回払い、ボーナス払い、ボーナス2回払い、分割払い、リボ払い、に対応

・支払い日 : 10日締め翌月2日払い

・分割払い金利 : 9.69%~11.98% , リボ払い金利 : 15% , キャッシング金利 : 7.8~18%

・海外利用時手数料 : 1.6%

電子マネー

・クレジットカードに付属する電子マネー : WAON、Suica

・イオンSuica カードでチャージ可能な電子マネー
→モバイルSuica(ポイント半分付与), SMART ICOCA(ポイント半分付与), WAON(ポイント付与対象外)

・イオンSuica カードでチャージ不可能な電子マネー
→楽天Edy , nanaco , PASMO

ポイント

・付与されるポイントの名称 : ときめきポイント , WAONポイント

・ポイント有効期限
→ポイントを獲得した年から翌々年の誕生月末日まで(最長2年)

・ポイントレート
→200円ごとに1ポイント付与(還元率0.5%)

・ポイント交換

「WAONポイント」 : 1,000ポイント → 1,000ポイント

「ドコモポイント」 : 1,000ポイント → 1,000ポイント

「JRキューポ」 : 1,000ポイント → 1,000ポイント

「Suicaへチャージ」 : 1,000ポイント → 1,000ポイント

「ワタミグループお食事券」 : 1,000ポイント → 2,000円分

・ボーナスポイント

・イオングループで使う場合は、いつでもポイント2倍

・毎月10日は「ありが10デー」でポイント5倍

・毎月20・30日は「お客さま感謝デー」で5%オフ

・55歳以上の方なら、毎月15日は「G.G感謝デー」で5%オフ

・イオンシネマの映画が一般料金より300円引き

・火曜日に3,000円以上利用で、100WAONポイントプレゼント

イオンSuicaカードのメリット

上の概要を見る限り、かなりオトク感のあるクレジットカードのように思えます。

以下では、イオンSuica カードのメリットを、3つの観点からご紹介します。

イオンでポイントが貯まりやすく、使いやすい!

イオンSuica カードの通常時のポイント還元率は0.5%と、はっきり言ってあまり高くありません。

しかし、イオングループで買い物をする場合、ポイント還元率は2倍の1.0%になります。

しかも、毎月10日は「ありが10デー」でポイントが5倍になり、毎月20・30日は「お客さま感謝デー」で5%オフになるなど、特典が多くあります。

そして、貯まったポイントは、商品券やWAONに交換することができます。

これらはイオンで使うことができるので、イオンを日常的に利用される方にとっては、非常に使い勝手が良いクレジットカードと言えるでしょう。

Suicaのオートチャージでもポイントが貯まる!

普通のクレジットカードでは、Suicaのオートチャージはできても、ポイント付与の対象外になることが多いのが事実。

しかし、イオンSuica カードなら、0.25%のポイント付与が受けられます。

首都圏在住の方であれば、Suicaはほぼ毎日使うもの。交通費に対してポイントがつくのは非常に大きいですね!

さらに、イオンSuica カード利用時に貯まった「ときめきポイント」を、Suicaにチャージ可能です。

JR東日本の窓口で支払いがサインレスで完了するなど、駅や旅で便利なサービスを利用することができます。

付帯保険が充実!

イオンSuica カードは、付帯保険も充実しています。

具体的な主な補償内容は以下の通りです。

「海外旅行傷害保険」 : 自動付帯で、補償金額は最高500万円です。

「国内旅行傷害保険」 : 利用付帯で、補償金額は最高1,000万円です。

「ショッピング保険」 : 最高補償金額50万円の180日間が付帯しています。
→5,000円以上の商品が対象です。通常のクレジットカードの補償期間は90日間ですが、イオンSuica カードはその倍の180日間になり、かなり長いです。イオンでショッピング保険対象となる商品を買う際は、非常に心強いです。

その他には、「ETCゲート車両破損お見舞金制度」というのも付帯しています。

万が一ETCゲートの開閉バーに衝突し、車を損傷した事故の場合、年1回まで一律5万円のお見舞金が支払われます。

イオンSuica カードのデメリット

イオンSuica カードには、上記のような魅力的な特典がある一方、デメリットもあります。

と言っても、大したデメリットではありませんが。

以下では、クレジットカードのデメリットを、2つの観点からご紹介します。

家族カードがない

お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、イオンSuica カードには家族カードがありません。

家族カードがあることで

・家族カードにも本人カードと同様の各種保険が付帯される

・利用明細書がまとまるため家計を管理しやすい

・ポイントやマイルが貯まりやすい

などのメリットがあります。

これらのメリットが享受できないのは少々痛いと考える方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、心配は不要です。

夫婦で別々の銀行口座についてこのカードを2枚作ることで、このデメリットはカバーできます。

発行までに時間がかかる

イオンSuica カードをインターネットで申し込んでから郵送で届くまでは、2週間程度かかります。

しかし、ネット上には届くまでに1ヶ月近くかかったという声もあります。

申し込みの翌日には、本人確認書類の提出を求められるため、審査期間自体は1日程度と思われますが、審査後の発行が遅いようです。

おそらく、Suica機能がついたクレジットカードのため、イオンカードの処理に加えて、JR東日本側でもSuicaを発行する処理があり、Suicaの発行するまで時間がかかる原因だと思われます。

そのため、「急ぎでクレジットカードが1枚欲しい」という方には不向きと言えるでしょう。

イオンSuica カードをお得に利用しよう!

イオンSuica カードは、これまでご紹介した点からわかる通り、イオンが生活圏内にあり、電車を利用する首都圏在住の方にとっては必須のカードと言えるでしょう。

毎月10日は「ありが10デー」でポイントが5倍になり、毎月20・30日は「お客さま感謝デー」で5%オフになるなど、イオンでの買い物は非常にオトクになります。

また、オートチャージ機能が搭載されているため、Suicaの残高を気にせずに改札を通過することができます。

ただ、クレジットカードは適材適所。楽天でのお買い物には楽天カード、ドコモのスマホ料金の支払いにはdカード、が当然一番オトクです。

しかし、お店の数だけクレジットカードを発行していてはキリがないので、あなたの支出を振り返り、特に多いものに対してお得になるクレジットカードを作るのが良いでしょう。

この記事を参考にしていただき、あなたのクレジットカードライフが実りあるものになることを願っています。

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