ファミリーマートに限らず、Tポイントに対応しているすべてのお店でお得にポイントが貯まるファミマTカード。今回は、そんなファミマTカードの基本情報からお得な使い方まで徹底的に紹介していきます!
ファミマTカードとは?
ファミマTカードは、株式会社ファミリーマートとカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が提携し、ポケットカード株式会社が発行しているクレジットカードです。ファミリーマートやTポイントに対応している店舗で利用するとポイントが貯まる仕組みが用意されています。
また、全国多数の店舗がTポイントを取り入れています。TSUTAYAはもちろん、マルエツやマミーマートなどのスーパー、ウエルシアやハックドラッグなどの薬局から東急ホテルズやAirbnbなどのホテルまで、さまざまな店舗でTポイントを取り入れており、ファミマTカードはそれらの店舗で利用することができます。
そして特に、ファミリーマートを利用する方々にとってファミマTカードは絶対に持っておきたいクレジットカードです。ファミリーマートでファミマTカードを利用すると、数多くの特典を受け取ることができます。
また、それらの特典を組み合わせて利用することで、高還元率カードとして利用することもできます。以下の3つは、ファミリーマートでファミマTカードを利用するだけで受け取ることができるポイントです。
・今お得:ファミリーマートでファミマTカードを提示すると対象商品がさらに安く購入できる
・Tポイントプラス:ファミリーマートで対象商品をファミマTカードで購入すると、ポイントアップ
また、ファミマTカードはポイントを貯められるクレジットカード以外の用途で使用することができます。Tポイントカードとして、TSUTAYAの会員証として使用することもできます。
このように多くのメリットがあるファミマTカードですが、入会を考える際に絶対に注意しておくべき点があります。それは、ファミマTカードが「リボ専用カード」だということです。
リボ専用カードでは、原則としてリボ払いしかできません。もし店頭で支払う際に一括指定をしても、リボ専用カードだと自動的にリボでの支払いになってしまいます。リボ専用カードは、支払いの管理ややりくりがしやすいと言うメリットがありますが、反面金利手数料が高いことやついついカードを利用しすぎてしまうなどデメリットも多々あります。
しかし、ファミマTカードに入会する際に設定をおこなえば、リボ手数料を取られることなくカードが利用できるようになります。
年会費はいくら?
まずは誰もが気になる年会費ですが、ファミマTカードの年会費は無料で、ETCカードも同じく無料です。
また入会費も無料のため、気軽に申し込みができるカードです。
還元率は?
従来クレジットカードの還元率はどこで利用しても均一か、2,3種類の場合が多いですが、ファミマTカードの還元率は他のクレジットカードと違い、カードを使う場所や日にち、ファミマTカードの「ファミランク」によって変動します。
ショッピングP・クレジットP
ショッピングP・クレジットPの2つはファミマTカードの最も基本的なポイントです。
ファミリーマートで使用する場合、ファミマTカードを提示すると200円につき1ポイントのショッピングPがたまります。また、使用をした場合には200円につき1ポイントのクレジットPがたまります。つまり、ファミリーマートでファミマTカードを使用すると合計で還元率1%になると言うことです。
しかし上記のように還元率が1%になるのはファミマTカードをファミリーマートで使用した場合のみです。ファミリーマート以外の店舗で使用した場合には還元率は0.5%とかなり下がってしまうため、注意が必要です。しかし、Tポイントの加盟店で利用すると還元率が1.0%から1.5%に伸びることもあります。
スペシャルP ファミランク
このポイントは、先ほど少し触れた「ファミランク」にまつわるものです。
ファミランクというのは、ファミマTカードのランクで、ブロンズ・シルバー・ゴールドの3種類のランクに分けられています。また、このファミランクによって還元率も以下のように変動します。
ファミランク | 条件 | 獲得ポイント | 還元率 |
ブロンズ | 前月1ヶ月のファミリーマートでの利用金額が4,999円以下 | 200円ごとに1ポイント | 0.5% |
シルバー | 前月1ヶ月のファミリーマートでの利用金額が5,000円以上14,999円以下 | 200円ごとに2ポント(2倍) | 1% |
ゴールド | 前月1ヶ月のファミリーマートでの利用金額が15,000円以上 | 200円ごとに3ポイント(3倍) | 1.5% |
ファミランクは入会した時点ではブロンズからのスタートになります。そこから以上の条件をクリアするとランクアップします。
ブロンズカードのポイントを1とすると、シルバーカードではポイント2倍、ゴールドカードではポイント3倍になります。このシステムで加算されて付与されるポイントは全てショッピングPです。
スペシャルP カードの日
こちらのポイントはファミマTカードを使用する曜日に応じて付与されるポイントが変動するというシステムです。ファミマTカードでは、毎週火曜日と土曜日にポイントがさらに加算される仕組みになっています。ちなみに火(カ)土(ド)=カードという語呂合わせから、火曜日と土曜日にポイントが加算されるそうです。
火曜日と土曜日にファミリーマートでお買い物をすると、現金支払いの場合200円につき2P加算、ファミマTカード支払いの場合、200円につき4P加算されます。
このポイントを利用するときに気をつけるべきことは、ファミリーマートでのお買い物のみでポイントが加算されるということです。他店舗で火曜日や土曜日にファミマTカードを利用してもポイントはいつものままです。
スペシャルP レディースデー
こちらは女性限定でポイントが増えるシステムです。
毎週水曜日、女性会員がファミリーマートでお買い物をすると200円につき1P加算されます。
こちらの利用は、現金支払いでもファミマTカードでの支払いでも構いません。
スペシャルP 若者応援
こちらのポイントは25歳以下の会員限定でポイントが倍増するシステムです。
25歳以下の会員がファミリーマートでファミマTカードを利用してお買い物をすると、200円につき1Pが若者応援ポイントとして加算されます。ちなみに、この25歳以下というのは26歳の誕生月末までが対象となっています。
自宅や学校、会社の近くにファミリーマートがあり高い頻度で利用するという方などにはうってつけのシステムです。
今お得
今お得というシステムは、ファミリーマートの対象商品がさらに値引きで購入できるという、ファミマTカード会員限定の特典になっています。
ファミリーマートの商品を10%以上の割引で購入できることもある非常にお得なシステムです。これは他のクレジットカードではめったに見られない割引でしょう。
ちなみに、こちらの特典も他の特典と同様にファミマTカードを提示して現金で払う場合でも対象の特典です。
特典を組み合わせられる!
上記がそれぞれのポイントアップの特典ですが、これらを組み合わせることによってさらにポイント還元率を高くすることができます。しかし、このポイント還元率はショッピングPとクレジットPごとに計算をする必要があり、ポイント計算が複雑です。
そこで今回は、最もポイント還元率を高めることができる組み合わせを5つ紹介したいと思います。
②25歳以下がカードの日にファミマTカードでお買い物→3%
③シルバー会員の25歳以下がカードの日にファミマTカードでお買い物→4%
④ゴールド会員の25歳以下がカードの日にファミマTカードでお買い物→4.5%
⑤ゴールド会員の25歳以下の女性がレディースデーにファミマTカードでお買い物→3.5%
このように、特典を組み合わせてカードを使用すると、高いポイント還元が付与されます。そしてファミマTカードのメリットは購入の際にクレジットカードを提示するだけで上記のような高還元のポイントが付与される点です。
そのため、オススメの使用方法はファミマTカードを提示し、購入は別のクレジットカードでするという方法です。その方法をとると2枚のクレジットカード合わせてポイントが両取りでき、ざくざくポイントを貯めることができます。
ファミマTカードを提示用で使う
先ほども述べたように、他のクレジットカードにはなくファミマTカードにはある大きなメリットは、カードを使用して購入せずに提示をするだけでポイントが貯められるという点です。
そのため、メインのクレジットカードとして別の高還元率クレジットカードを利用して、ファミリーマートでお買い物をする時に提示用としてファミマTカードを利用することをオススメします。また、日常的にクレジットカードを利用しないけれどファミリーマートでお買い物をする頻度が高い方にも、持っておくだけでポイントが貯まるためオススメのクレジットカードです。
ポイントは使いやすい?
せっかくポイントを貯めても、使い勝手が悪ければ意味がありません。その点、ファミマTカードで貯まるポイントはTポイントのため比較的使い勝手がよく、どこでも使用することができます。また、最近ではYahooでもポイントを利用することができるため、さらに使いやすいポイントになっています。
しかしこのポイントを使う際には有効期限に注意が必要です。ファミマTカードのポイントはポイントを獲得してから1年間が有効期限となっています。一般的な有効期限と比べると平均的か少し短い程度ですが、日常的にカードを利用し、時々ポイントを利用していれば、有効期限を気にする必要はないでしょう。
国際ブランドは?
ファミマTカードに対応している国際ブランドはJCBのみです。海外での使用に不安が残るJCBカードですが、あくまで提示用として所持するのであれば特に支障はなく、ファミリーマートのみでの使用ならまったく問題はないでしょう。
ファミマTカードのサービスまとめ
冒頭でも一部紹介しましたが、ファミマTカードで誰でも受けることができるサービスは以下の通りです。
・今お得:ファミマTカードの利用でお買い得商品がさらにお買い得に
・Tポイントプラス:会員限定でポイントアップ
・Web明細に登録すると、カード利用月は10ポイントプレゼント
ちなみに、カードの日にポイントを5倍にするには、ファミマTカードで購入をする必要があります。提示しただけではポイントが3倍になってしまうため、注意が必要です。
そして、会員の中でも限定で受け取ることができるサービスは以下の通りです。
・若者応援:25歳以下限定でポイント2倍
以上のサービスはあくまでも2倍なので、ファミマTカードだけでの利用ではあまり得になりません。そのため、購入は別の高還元率クレジットカードを利用しましょう。
ファミマTカードのデメリットは?
以上まで、ファミマTカードのさまざまなメリットを紹介しました。
ここからは、ファミマTカードにはどのようなデメリットがあるのか紹介していきます。
還元率が低め
ファミマTカードは、キャンペーン時期外やボーナスが付帯されない場合はかなり還元率が低くなっています。
そのため、メインのクレジットカードとして別の高還元率カードを使用しながら、ファミリーマートでのお買い物の際にファミマTカードをサブカードとして使用する方法がオススメです。また、お買い物の際に購入に利用はせずに提示をするだけでポイントが貯められるという点でも、サブカードとして使用しやすいといえるでしょう。
リボ専用カード
先ほども述べたように、ファミマTカードは基本的にリボ専用カードで、高い手数料やカードを使いすぎてしまう点などを見るとデメリットは大きいです。しかし、設定さえ変更すれば高額なリボ手数料をかけることなく使用することができます。
ファミマTカードはどんな人におすすめ?
総合評価として、ファミマTカードはファミリーマートでお買い物をする方なら絶対に入会するべきクレジットカードです。
リボ専用カードや還元率が低いといったデメリットもありますが、設定変更やサブカードでの使用をすれば気になることもありません。また、それ以上に提示をするだけでポイントが貯められる点、ランクがあがるとポイントが貯まる点や数々の特典で高還元ポイントを受け取ることができる点など、多くのメリットがあります。
日常的に利用する機会が多いファミリーマートで、ただお買い物をするだけでポイントを貯め、いつもより安くお買い物できるというメリットは長いスパンで考えるとかなり大きな得になります。そのため、日常的にファミリーマートを利用する人には1枚は絶対持っておいていただきたいカードです。
また、Tポイントに対応している全国多数の店舗でもポイントを利用してお買い物ができるというのもこのカードの大きなメリットです。そのため、ファミリーマートを利用しない方でも活用できるカードです。
そんな、持っているだけでお得になるファミマTカードをぜひ利用してみてください。