「クレジットカードを使う必要性がよくわからない…」「クレジットカードは使い過ぎてしまうから持ちたくない」という人も多いのではないのでしょうか。
実際、日本では日々のお買い物でカードを使うことは少なく、現金がなければ支払いに困るほど現金社会になっています。
そんな状況の中、この記事ではクレカを使うことの利点をご紹介します。
また、現金のデメリットも紹介しているのでぜひご覧ください。
クレジットカードのメリットは?
クレジットカードには
・ポイントが付く
・時短
・手数料がかからない
・現金がなくても買い物ができる
・特典が使える
・高額決済でも安心
・支払い方法が選べる
・海外での支払いに便利
と9つのメリットがあります。
具体的にどのようなメリットなのかを説明していきます。
スマートに買い物ができる
クレジットカードを持っていると、手持ちの現金の額を気にすることもなくスマートに買い物を済ますことができます。
財布にお金を入れていると思ってたのに全然なくて急いでATMへ向かう、などの事態が起こりません。
今では都心部では大抵のお店がクレカ決済に対応しているので、クレカ1枚持っていれば生きていけます。
ポイントが付く
各クレジットカード会社の一番の売りはこれかもしれません。
クレジットカードを使うと、買い物利用額に対して決まった比率がポイントとして返ってくるので、そのポイントの分お得に買い物をすることができます。
通常のカードだと1%弱のポイント還元が普通ですが、物によってはそれ以上のカードもあります。
ポイント重視の方は還元率の高いカードを選びましょう。
ただ買い物するだけで1%割引が適用されるようなものですから、塵も積もれば山となるということで、長い目で見るとお得であること間違いなしです。
時短
今までずっと現金を使ってきた方はあまり感じないかもしれませんが、一度キャッシュレスに慣れてしまうともう戻れません。
クレジットカードを持っていると、会計時に小銭の受け渡しなどがなくなるので会計にかかる時間が短くなります。
世の中の人全員がクレカを使うようになったら、どれだけの時間が節約できるのだろうか、なんて考えてしまいます。
店員側にしても、お客さんの出した現金がいくらか確認したり、お釣りを渡す必要がなくなったりするのは大変楽です。
手数料がかからない
ATMでお金を引き出す場合、手数料がかかることもありますよね。
クレジットカードはどれだけ使っても、手数料がかかることはありません。
よく、今の時間は手数料がかかるからATMは行きたくないなどと言っている人を見かけます。
たまにあるクレジットカードへの勘違いは、クレカ決済には手数料がかかるというものです。
クレジットカード会社のビジネスモデルは決済時の手数料を負担するのはお店側であるので消費者ではありません。
そのため、実際に支払う金額は現金で支払う場合と全く同じです。
現金がなくても買い物ができる
単純に手持ちの現金がなくても、利用上限額に達していなければ支払いができます。
また、ちょっとした用事で家を出る時に財布を待たなくてもカード一枚あれば用を足せます。
さらに通販の決済に関してはクレカは圧倒的に便利です。
クレジットカード情報が通販サイトに登録されていれば、ネット上で欲しい商品をクリックするだけで商品が届きます。
特典が使える
全てのクレジットカードには海外旅行保険や対象の店舗で使えるクーポンなどの特典があります。
特にゴールドカード以上ではその幅も広がり、より実践的でお得なサービスを受けられます。
注意点として、ゴールドカードの取得には一定の年収基準をクリアするなどの条件があるため数千円の年会費がかかるのが一般的になります。
高額決済でも安心
クレジットカードは、セキュリティがしっかりしているので高額決済に向いています。
ブランド物などの比較的高価な品物を買う時にはクレジットカードが適しているでしょう。
現金をそれだけ持ち運ぶのはリスキーですし、お財布もお札でパンパンになってしまいます。
その点、カードなら1枚あれば利用上限まで現金を手にすることなく払うことができます。
支払い方法が選べる
クレジットカードは、分割払いなど支払方法を選ぶことをできます。
「今月も使いすぎた」という人もいるでしょう。
支払方法を、分割払いで何回かに分けて払ったり、リボ払いやボーナス払いなども選んだりしてお得に使いましょう。
海外での支払いに便利
クレジットカードを使えば、海外旅行や留学など海外での支払いを簡単に済ませることができるでしょう。
空港やホテルなどの両替所で他の通貨に交換する場合、両替所にだいたい5%ほど手数料を取られます。
多額を両替するのであれば、この額は意外と見逃せない額になります。
一方で、クレジットカード決裁の場合、その他の手段に比べて手数料が安い1.6%ほどが設定されています。
クレジットカードのデメリット
クレジットカードにもデメリットとして
・紛失時の手続きが面倒
・割り勘がしにくい
・利用できない店がある
・不正利用の恐れがある
の5つがありますので、見ていきましょう。
使いすぎてしまう可能性がある
クレジットカードで支払いをすると、お金を使っている感覚がなくなり使いすぎてしまいます。
沢山使っているつもりはなかったのに翌月の請求額が想像以上に多かったということにもなりかねません。
紛失時の手続きが面倒
クレジットカードをなくしても、カード会社に連絡すれば利用を止めてもらえますが、手続きが面倒です。
カードをなくした場合は、支払っているもの全ての支払いが滞ることになるので、光熱費や通販サイトなど、そのカードで登録していたものは新しいカードで登録し直さなければなりません。
割り勘がしにくい
日本ではまだクレジットカードで割り勘をすることができません。
海外では、Could you split the bill, please?なんて言うとすぐに対応してくれるので全く問題ないのですが、日本ではまとめて精算のレストランが多いです。
割り勘をしたい場合には、アプリを利用するのもひとつの方法かもしれません。
利用できない店がある
都心部は大分なくなりましたが、地方では未だにクレジットカードが使えないお店があります。
そのため、そう言った場所ではクレカより現金の利便性の方が高いかもしれません。
不正利用の恐れがある
日本では聞くことはほぼありませんが、治安の良くない国ではカード情報を盗まれることがあります。
クレジットカードはカード上に様々な情報が載っているため、セキュリティの面で必ずしも安全とは言えないかもしれません。
現金のデメリット
クレジットカードよりも現金の方が良いと考える方も多いでしょう。
ですが、現金にはさまざまなデメリットがあります。
現金の支払いのデメリットとして
・管理にコストがかかる
の2つがあります。
詳しく説明していくので見ていきましょう。
会計に時間がかかる
1番のデメリットはやはり会計に時間がかかることです。
昼時のコンビニや夕方のスーパーの会計では長い列ができることも多いですよね。
買うものは決まっているのに、買い物カゴを持ち、列に並んで待たなければならないのは時間がもったいないです。
昼に2分、夕方に3分並ぶ時間があるとすると、1年間で、1日5分×365日=1825分となり、30時間を超えるので、丸一日以上レジの列に並んでいる計算になります。
このように支払いの作業にこれだけ時間がかかる主な理由は現金使用率の高さが間違いなくあるでしょう。
端数を財布から出したり、お釣りを渡したりする作業が積み重なって時間がかかります。
管理にコストがかかる
現金の管理にはコストやリスクがともないます。
お店側からすると、現金を管理するためのセキュリティが必要になります。
そして、ATMなどで現金を管理するのにもコストがかかります。
ATM一台の維持費は1000万円とも言われており、日本全体で年間2兆円が費やされています。
キャッシュレスでの決済であれば全てネット上で取引されるので、なくなる危険性がなくなります。
ゴールドカードとは?
ゴールドカードは一般的なクレジットカードと違い、利用限度額が増えさまざまなサービスを受けれることができるカードです。
3つの特徴について詳しく説明していきます。
利用限度が高くなる
ゴールドカードは普通のクレジットカードより利用限度額が高くなるため高額な支払いが可能になります。
普通のカードだと利用限度額は1月に数十万円です。
それがゴールドになると数百万円になったりします。上限が10万円だと、使い切ってしまうことが十分考えられますが、100万単位であれば安心です。
お得な特典が受けれる
ゴールドカードがあると、空港のラウンジを利用できるなどお得な特典が満載です。
羽田空港や成田空港、関西国際空港などには出発前に時間を潰せるラウンジがあります。
そのラウンジの入り口で搭乗券とゴールドカードを見せると、中に入れてくれるのです。
中にはフリードリンクや雑誌などがありますので、暇をもてあますことなく出発までの時間を過ごせます。
また、各種施設の優待サービスもあります。
ホテルや旅館に優待価格で宿泊できたり、ゴルフ場通常よりも安い価格でプレーできたり、レストランで割引サービスを受けられたりします。
都心にある有名な施設が多いのでうまく利用すればとてもお得です。
保険やポイントが充実!
ゴールドカードは付帯保険の補償額、支払った金額に対するポイント還元率が高くなります。
通常のカードでは及ばない範囲まで補償してくれたり、高いポイント付与率だったりと、特に何もしなくても恩恵にあずかれます。
特に、海外旅行時の保険が充実しています。
クレジットカードのブランド
クレジットカードを発行するにあたって迷ったなら、世界で最も利用されているVisaがおすすめです。
基本的にVisaとMaster Cardはどの店舗でも対応しています。
この2社には大きな差はなく、どちらも全世界で利用できますので、最初の1枚はどちらかにしておくと良いでしょう。
JCBは日本では有名ですが、海外ではあまり使えません。
そのため、海外旅行時には不便を感じるかもしれないです。
アメリカンエクスプレスとダイナースクラブはステータス性の高いカードです。
審査が厳しめなので、持っていると社会的に地位が高いのかな、なんて思われるかもしれません。
しかし、これらもVisaやMaster Cardよりは対応している店舗が少ないですので、初心者の方にはあまりお勧めできません。
クレジットカードでお得に買物をしよう!
どのクレジットカードかによりますが、カード発行会社のサービスをよりお得に利用できるという特典もあります。
例えば、高島屋カードであれば高島屋での買い物への還元率が高かったり、メンバーズサロンを使えたり、駐車場無料サービスを利用できたりします。
こういった特典は大手の百貨店であれば大抵どこも提供しているものなので、近くに御用達のデパートなどがあればそこのクレカにするのはありです。
しかし、クレジットカードの利用状況はいつでもインターネット上で閲覧できますし、それを家計簿アプリとリンクさせればリアルタイムに、より正確に管理できます。
また、クレジットカードをなくす、不正利用される、というのはそうあることではありません。
普通の方であれば一生に一度あるかないかといったところでしょう。そして、割り勘と利用可能店舗に関しても、2020年のオリンピックやその後の大阪万博に向けて改善がなされると考えられます。
いずれにせよ、多くのデメリットは時間が解決してくれる問題です。