みなさんクレジットカードを持っていますか?
クレジットカードってたくさん種類があって選ぶのが大変ですよね。
そこで今回、少しグレードの高いクレジットカードを探しているという方向けに、アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードというクレジットカードを紹介します。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードとは?
まずはアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドがどんなカードなのかを紹介します。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドはアメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッドという会社が発行しているクレジットカードです。
国際ブランドはもちろんアメリカンエキスプレスになります。そのため、基本的には支払い機能に問題はありません。
アメリカンエキスプレスカードは、世界中で通用するほどのステータスを持ち合わせているステータスカードの代名詞として有名です。
他社のゴールド・カードと比べ物にならないほどのサービスが充実しており、ステータス性は抜群だといえます。
また、海外旅行関連のサービスが特に充実しており、海外旅行によく行く方にはとてもおすすめのクレジットカードです。
基本情報
それでは、そんなアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの基本的な情報について詳しく紹介していきます。
年会費
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードはステータスが高いがゆえに、年会費が他所のゴールドカードなどに比べると、若干高いです。
年会費は初年度が無料で、2年目以降は31000円となっています。
追加カードは12000円となります。
追加カードとは一般のクレジットカードの家族カードのようなもので、役員や従業員に持たすことができます。
また、アメリカンエキスプレスビジネスカードにはゴールドカードとグリーンカードというものがあり、グリーンカードのほうでは年会費は無料です。
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードにはETCもつけることもでき、新規発行手数料は無料ですが、年会費は500円かかります。初年度は無料なので、是非一緒につけてみてください。
このようにアメリカンエキスプレスゴールドカードの年会費はかなり高額です。
しかし、年会費の高さがネックになると思われがちですが、ビジネスカードの年会費は基本的に経費として扱われるため、気にする必要はありません。個人で持つには高いですが。
ポイント
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードを利用すると、メンバーシップリワードのポイントが貯まります。
ポイント還元率は1.0%と通常時から高めの設定です。
毎月の請求額100円ごとに1ポイント貯まるという設定となっています。
貯まったポイントは以下のように利用することができます。
・他社のポイントに移行(楽天ポイントなど)
・体験プログラム
・航空券のマイルや、旅行会社のポイントなどへの交換
・寄付
このように貯めたポイントをさまざまな方法で利用することが可能です。
ポイントの有効期限は3年と設定されていますが、一度でもポイントを交換することで有効期限は無期限になります。
また、年会費3000円でメンバーシップリワードプラスに加盟することでポイントの有効期限は最初から無期限となり、ポイント移行レートが若干上がります。
そのほか、ボーナスポイントパートナーズの加盟店での利用で、ポイントが最大10倍になります。
旅行傷害保険
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードには旅行時の傷害保険が付帯しています。
この旅行傷害保険がかなり充実しています。
海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険は利用付帯で最高1億円、自動付帯で最高5000万円となっています。
海外旅行傷害保険の詳細は以下の通りです。
補償内容 補償金額(自動付帯) 補償金額(利用付帯)
傷害死亡・後遺傷害
本人 | 家族 | |
本会員 | 最高5000万円 | 最高1000万円 |
追加会員なしの本会員 | 最高1億円 | 最高1000万円 |
追加会員 | 最高5000万円 | 最高1000万円 |
傷害治療費用
本人 | 家族 | |
本会員 | 最高200万円 | 最高200万円 |
追加会員なしの本会員 | 最高300万円 | 最高200万円 |
追加会員 | 最高300万円 | 最高200万円 |
疾病治療費用
本人 | 家族 | |
本会員 | 最高200万円 | 最高200万円 |
追加会員なしの本会員 | 最高300万円 | 最高200万円 |
追加会員 | 最高300万円 | 最高200万円 |
賠償責任
本人 | 家族 | |
本会員 | 最高4000万円 | 最高4000万円 |
追加会員なしの本会員 | 最高4000万円 | 最高4000万円 |
追加会員 | 最高4000万円 | 最高4000万円 |
携行品損害(免責3,000円/年間限度額100万円)
本人 | 家族 | |
本会員 | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高50万円 |
追加会員なしの本会員 | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高50万円 |
追加会員 | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高50万円 |
救援者費用
本人 | 家族 | |
本会員 | 最高300万円 | 最高300万円 |
追加会員なしの本会員 | 最高400万円 | 最高300万円 |
追加会員 | 最高400万円 | 最高300万円 |
国内旅行傷害保険
国内旅行傷害保険は利用付帯で最高5000万円となっており、家族特約が利用付帯しています。
次に、国内旅行所外保険の内容を見ていきます。
補償内容 補償金額(自動付帯) 補償金額(利用付帯)
傷害死亡・後遺障害
本人 | 家族 | |
本会員 | なし | なし |
追加会員なしの本会員 | 最高5000万円 | 最高1000万円 |
追加会員 | 最高1000万円 | 最高1000万円 |
国内航空機遅延費用
さらに、アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードには国内航空機遅延費用を補償するサービスも利用することが可能です。
航空機が遅れた場合や欠航になった場合における、予定外のホテル代や食事代、代替チケット代の費用を補償しくれるというものです。
補償内容は以下の通りです。
乗継遅延費用 :最高20000円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 :最高20000円
受託手荷物遅延費用 :最高20000円
受託手荷物紛失費用 :最高40000円
しかし、この保証サービスを利用するためには、本会員が航空券やツアー料金をカード決済していなければなりません。
追加会員はこのサービスを利用することができないので注意してください。
海外旅行損害保険がお得!
このように、海外旅行傷害保険がとくに充実しているということが分かったのではないでしょうか。
また、上記の通り、自動付帯と利用付帯で補償金額や補償対象者が大きく変わっていくので、注意しましょう。
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードでは本人はもちろんですが、追加会員もほぼ同等の補償内容を受けることができるのも嬉しいですよね。
ショッピング保険
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードにはショッピング保険も付帯しています。
内容としては、最高500万円の90日間補償となっています。
リターンプロテクションは最高3万円、年間15万円です。これは商品返品時に受け付けてもらえない場合に購入金額が補償されます。
特徴
ここまでアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの基本的な情報を紹介していきましたが、ここからは、アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードをおすすめする理由にもなる、特徴を紹介していきます。
経費の管理が楽
経費の支払いをアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードに集約することで、経費の処理を楽にすることが可能です。
法人経営でも個人経営でも、法人カードを作るのが原則です。
これは経費を処理するにあたり、個人カードの利用費を経費として扱うことができないからです。
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードを利用すると経費処理において以下のメリットがあります。
・社員ごとの利用代金証明書があるので、利用状況の把握が簡単
・振り込み手数料がかからない
・高額決済でも事前承認で支払い可能
これまで、コストと時間のかかっていた経費処理がアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードを導入するだけで簡単になります。
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードでの経費処理では以下のような支払いにも利用することが可能です。
・接待費
・資材の仕入れ
・電話やプロバイダ等の通信費、公共料金
・事業にかかわる税金の納付
・オフィス用品の購入費やリース料
・広告費
これらの経費をアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードで支払っていると、一元で管理することが可能なので、処理が大変らくになります。
また、アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの年会費である31000円も経費として計上することができるので、年会費の高さを気にする必要がなくなります。
また、アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードでの経費の支払いはすべてオンライン上でいつでも確認することができます。
経営に役立つサービスの充実
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの利用者のほとんどがビジネスマンや経営者です。
そのため、ビジネスの質を高める利用価値の高い多くのサービスが付帯しています。
日本最大級のビジネスデータベースの利用
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードに入会すると、日本最大級のビジネス情報サービスであるG-Searchをお遠くに利用することができます。
このG-Searchは帝国データバンクや東京商工リサーチ等を網羅する情報サービスとなっています。
この情報サービスによって調べることのできる情報は以下の通りです。
・過去30年以上、約150紙誌の過去新聞記事
・役員、管理職、人事異動などの人物の情報
・住宅地図や不動産データ
・特許情報、法律、技術情報
・入札公告の情報
・国内外の学術文献のコピー取り寄せ
これらは一部にすぎませんが、このようにビジネスにまつわる多くの情報を入手することが可能です。
このG-Searchは法人会員の方なら年会費6000円で利用することができますが、アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの会員の方は、年会費無料で利用することができます。
ビジネスコンサルティング
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの会員の方は、船井総合研究所が提供する相談など各種サービスを優待価格で利用することができます。
利用できるサービスは以下の通りです。
・船井総合研究所主催の経営セミナーへの参加量料優待
・CDやDVDを優待価格で購入
これらのサービスを利用できることによって、ビジネスの幅が大きく広がるのではないでしょうか。
また、経営者の方にとっては経営相談などができるというのはとても嬉しいサービスですよね。
会員限定ビジネスラウンジの利用
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの会員の方は、東京都千代田区にある帝国ホテル5階の「ミーティングスクエア」というビジネスラウンジを利用することができます。
このビジネスラウンジは登録制のラウンジで月会費が20000円となっています。
利用の都度料金を払う必要はなく、同伴者一名まで無料で利用することが可能地なっています。
ここでは、コーヒーなどを無料でいただけるので、クライアントとの商談や外出時の合間にも利用できるとても便利なサービスです。
豊富な付帯サービス
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードは付帯サービスが豊富です。
先程紹介した旅行傷害保険もその一つですが、ここでは特にお得で便利なサービスをいくつか紹介します。
クラブオフ
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードにはライフサポートサービスである、福利厚生プログラム「クラブオフ」が付帯しています。
また、クラブオフのVIP会員年間登録料は無料となっています。そのため、追加カードを持っている本人以外の社員なども利用することができます。
他社のビジネスカードでも福利厚生サービスが付帯しているカードもよくありますが、年会費が毎月かかってくることが多いです。
そのため、カードの年会費と福利厚生サービスの年会費を合わせて考えると、アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの高い年会費と大差はありません。
このように追加料金なしに福利厚生サービスを利用できることはアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードのメリットといえます。
コンシェルジュが秘書代わりに
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの会員本人は、コンシェルジュのサービスを利用することができます。
ビジネスの際の会食や接待の際に、経験豊富なコンシェルジュが希望に合ったレストランを自分の代わりに探してくれます。
出張先などでも利用することが可能なので、土地勘がない場所でもコンシェルジュにお任せすれば安心して任せられ、秘書のように使うことができるので大変便利です。
社員の出張が快適に
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードに入会すると、ビジネスカードならではの出張関連のサービスを多数受けることができます。
具体的なサービス内容を見ていきましょう。
空港ラウンジの利用
ゴールドカードではよくみられる空港ラウンジ無料サービスですが、普段使う空港がそのカードの対象に入っていないと意味ないですよね。
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードなら、国内主要28空港のラウンジの無料利用に加え、ハワイ・ホノルル国際空港のラウンジを無料で利用することが可能です。
カード会員はもちろんですが、搭乗券を持っている同伴者1名まで無料でラウンジを利用することが可能です。
出張までの待ち時間を静かなラウンジで過ごせるので、ビジネスにより集中できますね。
空港での宅配サービス
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカード会員の方は国内主要国際空港において、手荷物の宅配サービスを利用することができます。
成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港利用時には、出発と到着時にスーツケース一つまでの宅配を無料で行うことが可能です。
重たい荷物を持ち運ばなくて済むので出張時にとても便利です。
専門予約サイト
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードを持っている方は、プロパーカード会員専用サイトである「アメリカンエキスプレストラベルオンライン」を利用することが可能です。
このサイトでは出張先でのホテルやレンタカー、国際線航空券などをオンラインで予約することが可能です。
そのため、出張の手配を素早く行えるというメリットがあります。
その他のサービス
上記のサービス以外にも出張時に便利なサービスがたくさんあります。
・空港パーキング
・無料ポーターサービス
・空港クロークサービス
・海外24時間日本語サポート
・海外用携帯電話レンタル料半額、通話料10%OFF
・アメリカンエキスプレスJALオンライン
・国内レンタカー利用5%OFF
これらのサービスはアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードを持っている方全員が利用することができますが、各サービスによって利用できる空港が決まっているので、事前に確認しておきましょう。
貯まったポイントをマイルに移行できる
法人カードは利用額が個人カードに比べて比較的多いので、経費を削減する使い方もできます。
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードで貯めたポイントは出張時にも利用できるマイルへ移行することが可能です。
提携航空会社は以下の15社です。
・チャイナエアライン
・デルタ航空
・ヴァージンアトランティック航空
・タイ国際航空
・キャセイパシフィック航空
・シンガポール航空
・ブリティッシュ・エアウェイズ
・スカンジナビア航空
・アリタリア航空
・フィンエアー
・エティハド航空
・エミレーツ航空
・中国南方航空
この中で、ANAへの移行時のみメンバーシップリワードANAコースに参加する必要があり、年間5000円かかります。
ANA以外への移行には一切手数料がかかることはないです。
マイルは2000ポイントを1000マイルに交換することができます。
しかし、年会費3000円のメンバーシップリワードプラスに参加することでポイントの制限がなくなるのと、1250ポイントで1000マイルと移行レートが良くなるというメリットがあります。
よく出張などで飛行機になるという方は是非利用してみてください。
デメリット
ここまで多くの特徴やサービスを紹介してきましたが、次はアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードのデメリットを紹介していきます。
年会費が高額
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードでは他社のカードに比べ、サービスが充実していたり、ステータスが高かったりと優秀ではありますが、その分年会費が31000円とかなり高額です。
他社のゴールドカードの年会費の平均はだいたい10000円前後なので、3倍以上かかるということになります。
年会費は会社の経費として利用することができますが、会社としては高額な年会費は少し痛いですよね。
海外で利用できない場合も
アメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの国際ブランドはアメリカンエキスプレスです。
このアメリカンエキスプレスは日本やアメリカではほとんどのお店で利用することが可能なですが、それ以外の国では利用できない店も多くあります。
海外への主張が多く、アメリカ以外のヨーロッパや東南アジアなどに行くという方にとっては出張先でクレジットカードが使えないというデメリットがあります。
ビジネスマンにおすすめのカード
いかがでしたか。ここまでアメリカンエキスプレスビジネスゴールドカードの特徴を詳しく紹介してきました。
付帯サービスの充実度に関しては文句なしのカードといえます。さすがステータスカードですね。
法人向けのカードということもあり、特にビジネスマンに嬉しいサービスが多く、ビジネスをできるだけサポートしてくれるクレジットカードが欲しいという方向けのカードといえます。