「クレジットカードはもう少し大人になってから持とう!」と考えている方は多いでしょう。
しかし、実は若いうちからクレジットカードを作ることには多くのメリットが存在していることはご存知でしょうか。
社会人としてバリバリ働いている方々はもちろん、20代の学生でも早めにクレジットカードを作っておいても損することはありません。
今回は、20代でクレジットカードを作っておくべき理由を徹底解説していきます。
20代がクレジットカードを持つべき4つの理由
クレジットカードを持つことで、どのような特典が得られるのでしょうか。
もっとも、お金を支払う手段として、現金でもクレジットカードでもまったく違いはありませんが、クレジットカードを支払うことで、現金払いよりも優遇されることは実は非常に多いです。
それでは、具体的にどのような優待、特典がもらえうのかについて見ていきましょう。
ポイントの還元が家計を助ける
クレジットカード最大の魅力といえば、利用金額に応じてポイントが還元されることです。
現金払いと比べると、支払った金額はまったく変わりませんが、還元されたポイント分がお得になるわけです。
特に20代の学生や新社会人なら、まだ収入が少ないので、毎月の固定出費を全部クレジット払いにするだけで、知らず知らずのうちにポイントがたまっていって、結構お得です。
たとえば、毎月の支出が15万円の場合、ポイント還元率が1%のクレジットカードなら、なんと毎月1500円分のポイントがたまります。
それを年間で計算すると、18000円分のポイントも貯まるので、ちょっとしたご褒美や贅沢な食事などに使うのがよいでしょう。
リボ払いには要注意
上記のように、クレジット払いでポイントがたまりますが、その前提になっているのは、クレジットカードの返済方法を「一括払い」に指定することです。
現在、クレジットカード各社は「毎月の支払い金額は一定です!」などの文句でリボ払いを宣伝していますが、よほど金利の計算に自信がある方でない限り、リボ払いは避けるべきものです。
理由は非常に単純で、リボ払いは金利つきの借金と同様からです。
リボ払いは基本的に15%~18%前後の金利がついているため、10万円分の利用金額を1ヶ月リボ払いにすると、利息だけでは1400円前後が発生して、それは還元されたポイントの額(1000円分)を上回るため、逆に損をしています。
そのため、よほどの緊急事態でない限り、20代の方々はクレジットカードの返済方法を一括払いに指定することはおすすめです。
クレジットカード限定の優待サービスも充実
クレジットカードをもっているだけで、様々な優待サービスが受けられるのも非常に大きな特徴です。
たとえば、百貨店のクレジットカードを持っていれば、支払いはそのカードでなくてもよいですが、百貨店の割引がもらえたりします。
もちろん、百貨店に限らず、居酒屋やカラオケなどでも、クレジットカード限定の割引が存在するところは意外に多いです。
たとえば、マルイグループが発行しているエポスカードをもっていれば、百貨店のマルイだけではなくて、カラオケや遊園地でも割引がもらえるので、20代の方々にとっては嬉しい限りですね。
また、大学生でも、その大学が発行しているクレジットカードがあれば、一枚つくっておいたほうが絶対いいです。
大学のクレジットカードは、年会費は在学中ずっと無料な上に、大学生協で割引がもらえたり、学生証代わりに使えたりするなど、学生生活を送るうえで重宝されるはずです。
海外旅行で大活躍できるクレジットカード
20代で特に学生の場合は国内の旅行に限らず海外旅行に行く機会が圧倒的に多いでしょう。
特に、近年では格安航空の台頭によって日本に近い韓国や台湾といったアジアだけではなく、タイやマレーシアなど東南アジアも格安でいける時代です。
なかでは、東南アジアは物価が日本に比べて安いので学生にとっては人気の旅行スポットになっています。
海外旅行に行く際に、もちろん現金払いでもさほど問題はありませんが、クレジットカードを一枚持っていくことが強くおすすめします。
その理由は以下のものです。
ホテルや航空券の予約が簡単になる
航空券やホテルを予約する際に、旅行代理店の場合はコンビニ払いができますが、自分でインターネットを通じてホテルや飛行機を予約する場合クレジットカードが必ず必要になります。
また、ホテルにチェックインする際にもデポジットとしていくらか一時的にお金を払うのですが、基本的にはクレジットカード払いがおすすめです。
ところにもよりますが、クレジットカード払いのみになっているホテルも少なからず存在しているので、その場合はクレジットカードは必須品といえるでしょう。
両替の手間が省ける
他にも、ご存知の通り、海外では現地の通貨しか使えません。
そのため、海外旅行に行くなら、日本円を別の通貨に換えなければなりません。
しかし、両替するにも、銀行でやっても、両替所でやっても、両替手数料というものが取られてしまうため、非常にもったいないです。
海外での支払いを全部クレジットカードにすれば、手数料が若干取られますが両替手数料よりも安く済む場合がほとんどです。
また、いざ「お金が足りない!」という事態に陥った時にもちろん日本のキャッシュカードは使えないので、そうした時にクレジットカードは大変役に立ちます。
海外保険もついてくる
意外と知られていないのですが、クレジットカードには海外保険が条件次第では最大1億円支払われます。
「保険つける必要ある!?」と思う方が多いですが、実はかなり重要な機能です。
日本とは違い、海外の場合は多額の治療費を請求されることが多々あります。
風邪ぐらいなら自腹で払うのはよいですが、万が一海外で心筋梗塞などの重度な病気にかかってしまったら、数百万から数千万円の医療費が請求されるのもおかしくありません。
よほどの金持ちでない限り、そんなに高額な医療費を払うわけがありませんよね。
そんな時に、クレジットカードが付帯している海外旅行保険の出番です。
わざわざ数千円ものする海外旅行保険料を払わなくても、手厚い保障が受けられるのはクレジットカード付帯の海外旅行保険サービスの特徴です。
空港ラウンジがタダで
飛行機に乗る際に、3時間前に着くのがベストと言われていますが、何事もなくスムーズにいった場合3時間待ち続けるのは大変です。
そこで、空港側も「ラウンジ」と言われる快適に空港を過ごせる空間を有料で提供しております。
ラウンジ内では、飲み物が無料であるのはもちろんのこと、それ以外にも軽食のサービスやシャワーを浴びられるといった多くのサービスを受けることができます。
そんなラウンジですが、クレジットカードを持つならなんと無料に利用できます。
もちろんすべてのクレジットカードが無料に利用できるわけではなく、基本的にゴールドカード以上のクレジットカードでないと無理ですが、現在20代でも作れるゴールドカードもたくさんあるので、海外旅行にいく前に一枚もっておけば安心でしょう。
クレジットヒストリーの早期構築にも有効
それでも、「クレジットカードを作るのは時期尚早だ」と思っている人は要注意です。
20代のうちにクレジットカードを作らないと、年齢を重ねていくと、クレジットカードを作ることが難しくなっていきます。
もともと、クレジットカードはその人に「信用がある」からこそお金を一時的に貸し付けるもので、信用のない人には当然お金を貸しません。
30代、40代になって初めてクレジットカードを作ろうとすると、逆に「スーパーホワイトなお客」だとクレジットカード会社から怪しまれることが多々あります。
なぜなら、30代以降になってクレジットカードの使用歴がないということは、現代社会ではなかなか考えにくいからです。
その場合は、クレジットカードの審査になかなか通らなかったり、かろうじて通ったとしても利用限度額が低めに設定されたりするなどのことがあります。
そのため、20代のうちにクレジットカードを一枚でも作っておいて、ほどよく利用すれば、後々のクレジットカード申請が有利になるだけでなくて、将来的に住宅ローンを組む際の審査にも有利に働きます。
若いうちは審査が簡単
先ほども説明したように初めてクレジットカードを作る場合、クレジットヒストリーがないと審査に不利に働きますが、20代の方々に限っては、クレジットヒストリーがなくても審査に影響しない仕組みになっています。
20代の方々はクレジットヒストリーがないのは当然のことなので、クレジットカード会社もそれを了承しているからです。
また、実家暮らしや学生さんの場合は万が一お金が払えなくなっても両親が代わりに支払うため比較的容易にクレジットカードを発行することができます。
いずれにしても、クレジットカードが簡単に作れるのは20代の人にしか許されい特権なので、ぜひ活用してください。
まとめ
いかがでしょうか。
若いうちにクレジットカードを持つことは単に「かっこいい」だけではなく、多くのメリットをもたらしてくれます。
20代でクレジットカードを一枚でも作っておいたほうがおすすめです。