クレジットカードを初めて作ってみようかな、とお考えの学生は少なくないのではないでしょうか。
クレジットカードは非常に便利ですが、いざ持とうと思ってもわからないことはたくさん。いま少し一歩踏み出せない…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は学生が初めてクレジットカードを作る際に知っておいてほしい情報やカードの選び方、注意点などを詳しく解説していきます。
クレジットカードによって学生生活を充実させたいという方は是非参考にしてみてくださいね。
クレジットカードの基本情報を確認しよう!
「なんとなく大人が持っているから自分も作りたいけど、そもそもクレジットカードについてよくわかってない…」そうお悩みの学生は多いのではないでしょうか。
初めてクレジットカードを作るにあたって、まずはクレジットカードの基本的な知識から確認していきましょう!
学生でもクレジットカードを持っていいの?
結論から申し上げると、学生でもクレジットカードを持つことは可能です!
しかしながらどのカードでも作れるわけではなく、種類によって学生はカード作成の申し込みができないというケースもあります。
しかしご安心ください。学生も利用の対象となっているクレジットカードは多く存在しておりますので、その中から選べば問題ありません。
「学生向け」と設定されているものであれば審査の通りやすさは非常に高く、大学生向けにキャンペーンをおこなっているカードもあります。その中から自分に一番合っているクレジットカードを選びましょう。
どのようなところで使えるの?
では、実際に学生がクレジットカードを持った場合、どのようなところで利用ができるのでしょうか?
クレジットカードの利用可否は、クレジットカードを発行している会社ではなくカードに記載されている国際ブランドで判断します。
「VISA」「JCB」「Mastercrd」「American Express」などが有名なものであり、これらのブランドのマークがお店のレジの周辺や店頭に表示されている場合そのクレジットカードが利用できるということを示しています。
なお、これらの国際ブランドであればクレジットカードの利用自体を受け付けていないお店でない限りは利用できるのがほとんどではありますが、念のためカードが使えるかどうかをお会計の際に確認するようにしましょう。
クレジットカードを作る際に必要なのは?
実際にクレジットカードの作成を決めたら何を準備したらいいのかを確認しましょう。
クレジットカードの申し込みをする際に必要なものは基本的に以下の3点(4点)が挙げられます。
・自分の名義の銀行口座、あるいはゆうちょ口座
・銀行印(不要な場合もある)
・身分証明書(運転免許証や健康保険証など)
・(未成年者の場合)親権者の同意書
口座と銀行印は毎月口座からクレジットカードの利用額を自動で引き落とす手続きのために必要となり、身分証明書はコピーしたものを入会申込書などと一緒に郵送するために必要です。
特別準備に時間や手間がかかるものはないため、これらを確実に準備すれば心配はありません。
学生が初めてのクレジットカードを選ぶポイントは?
学生も簡単にクレジットカードを持つことができるということがわかりましたね!
続いては、初めてクレジットカードを作るにあたってどのようなポイントを軸にカードを選べばよいのかという点について確認していきます。
利用目的に合わせよう
クレジットカードを選ぶ基準はいくつかありますが、最も重要なのはどのようなシチュエーションでカードを使うのかを明確にし、それに合ったカードを探すことです。
例として学生がクレジットカードを使うシチュエーションは以下のようなものが考えられます。
・ネットショッピング
・公共料金や携帯電話の料金の支払い
・インターネット上の有料サービスの決済
・交通費の決済
・海外旅行費の決済
・日常における食費や買い物
自分がどのような場面でお金を使っているかを確認したうえで1~2枚を厳選し使いこなすのが良いでしょう。
現在日本には数えきれないほどさまざまな種類のクレジットカードが存在しており、それぞれに得意とする分野や特典があります。
交通系の決済やショッピングビルでの買い物の決済、ネットショッピングでの決済など、自分がカードを使うシチュエーションを鑑みて、比較しながら自分のライフスタイルに合うクレジットカードを選びましょう。
ポイント還元率に注目しよう
判断材料の一つとしてポイント還元率というものがあります。
クレジットカードを使って買い物をすると、その金額に対してポイントが付与されます。その比率の相場のことをポイント還元率と呼ぶのですが、カードの提供会社がそれぞれ独自のサービスで工夫を凝らしています。
ポイント還元率の平均は0.5%~1.0%程度ですが、中には1.5%~3.0%と高い還元率を誇るものも存在しています。
還元率が高いカードを選ぶことによって、よりお得にカードを利用できるかもしれません。
学生や若者向けのポイントサービスも増えているため、カードを選ぶ際にはポイント還元率にも注目してみることをおすすめします。
付帯サービスでさらにお得に!
ポイント還元率について簡単に説明しましたが、これに加えて貯まったポイントをさらにお得に使える付帯サービスもクレジットカードによってさまざまなのです!
ポイントを特定の商品と交換したり、買い物をする際に割引として利用できたり、毎月のカード利用額支払いに充当したりします。
さらには、海外旅行保険やショッピング保険が付帯しているものも多くあったり、提携の店舗での買い物やサービス利用の支払いにカードを使うと割引になったりするということもあります。
これらの付帯サービスをうまく活用することによって、現金を使うのとは比べ物にならないほどお得にお金を使うことができるのです。
クレジットカードを選ぶ際にここまで意識できたら完璧ですね!
初めてクレジットカードを持つ学生が知っておくべき注意点とは?
ここまでクレジットカードの良い点について詳しく説明してまいりましたが、初めてクレジットカードを持つことにはやはりリスクも伴います。
ここからは、クレジットカードを作成する際、そして利用する際に注意すべき点を紹介します。
いつからクレジットカードの申し込みができる?
まず知っておきたいのは、いつからクレジットカードの申し込みができるの?という点ですよね。
クレジットカードは、高等学校を卒業した年の4月1日から申し込むことができます。
高校の卒業式が終わっていたとしてもその年の3月31日までは高校生として扱われるため、高校を卒業したからといって3月31日までに申し込みをしても申し込みの資格を満たしていないことを理由に審査落ちしてしまいます。
少しでも早くカードを持ちたい気持ちはもちろんわかりますが、4月になるまでは待ちましょう。
なお、進学する学校の入学手続きの状況などに関わらず、4月1日以降は自由にクレジットカードの申し込みをすることができます。
クレジットカードを利用できるのは本人だけ!
クレジットカードは、いかなる理由があっても自分以外の人間と貸し借りをしてはいけません。
クレジットカードの審査では、カードの利用者の収入や過去のクレジットカード履歴など、その人が信用できるかどうかを見ています。
それを踏まえてカードを発行しているため、審査をおこなっていない第三者の利用は認められていないのです。クレジットカードの貸借は、たとえ合意のうえでも規約違反にあたり、他人に貸したクレジットカードを勝手に利用されたとしても補償はされません。あくまで利用者の管理不足だとみなされます。
そのため、持ったクレジットカードは自分のみで使うようにしましょう。
クレジットカードは借金であると把握しよう!
クレジットカードは、一定の期間の利用額を後からまとめて支払うことができるサービスであり、言い換えれば借りてから返すまでが1か月~1か月半程度で終わる短期の借金です。
クレジットカードを初めて持つ学生はこの借金の感覚があまりわからないためについカードを使いすぎてしまいがちで、小さな額の買い物をどんどん積み重ねていき、支払うことのできる金額以上に利用してしまうことがあります。
利用料金の引き落とし日に口座に請求額を用意できずに支払いを大幅に遅らせてしまった場合、個人の信用情報に金融事故の履歴が載ってしまう可能性があります。
この状態をブラックリスト入りと呼び、カードの強制解約はもちろんのこと、他のクレジットカードに申し込んでも審査を通過することがほぼ不可能になります。
学生だからといって支払い遅延の処分が軽くなるということもありません。
したがって、クレジットカードは便利である一方で借金をしているという自覚を持って利用し、使いすぎないということが重要なのです。
初めてのクレジットカードで充実した学生生活を!
ここまで学生が初めてクレジットカードを持つにあたっておさえてほしいポイントについて解説してまいりましたが、いかがでしたか?
学生向けのカードも多くあり、リスクももちろんありますが、とても便利に使えるということがわかりましたね。
これらを踏まえて、クレジットカードによって学生生活をより充実したものにしていきましょう!